微量ミネラル:亜鉛は現代人に絶対的に不足する必須ミネラルです

 亜鉛の働き場所と銀杏葉α(アルファ)のそれとは相通ずるものが2つあることを、このブログで以前に書きました。
 活性酸素を消すことと脳の海馬に働いて記憶力を増強するというものです。
 銀杏葉αは、すぐれものですが、一方の亜鉛はと言いますと、こちらもまた、生命活動を維持する上で非常に広い範囲で大活躍している、すぐれものです。
 亜鉛は、各種ミネラルの中で最も注目すべきものと考えて良いでしょう。
 なお、1日当たりの所要量は、主要ミネラルが100mg単位であるのに対し、亜鉛はmg単位で充足しますから、微量ミネラルと呼ばれています。
 その亜鉛が充足しているかどうか、ということになると、実に奇異な変遷をたどっています。厚労省が定める摂取基準(推奨量)が大きく変動しているのです。30歳~49歳について比較してみますと、次のようになります。
 併せて、同年代の男女の摂取量(毎年行なわれる国民健康・栄養調査結果のここ数年の値の平均的概数)を載せました。

           男      女
  1999年改定   12mg   10mg
  2005年改定    9      7
  2010年改定   12      9
  摂取量     約9     約7 
(注)年齢によって摂取基準が少し変わりますし、摂取量も少し変動しますが、
   大勢に変化はありません。

 1999年やそれ以前には「亜鉛は日本人全体に摂取不足だから積極的に摂りなさい」と言われていたのですが、2005年改定によって「亜鉛は充足している」とされ、「サプリメントを飲んで補給する必要なし」とされてしまいました。
 “何で?”と、ビックリした小生は、公表されている厚労省の審議会議事録を片っ端から見てみたのですが、些細などうでもいい議事録ばかりで、肝腎な摂取基準の改定理由は何一つ見付かりませんでした。“理由なし”の密室での“改悪”です。
 その原因を考えて見ますと、2005年改定の数年前から、亜鉛不足を強調して高濃度の亜鉛を含んだサプリメントが出回り、それがために健康被害が生じたのではないかと思われます。よって、厚労省は“亜鉛は充足しているからサプリメントを飲む必要なし”と健食業界を抑えにかかったのでしょう。でも、現実は日本人には亜鉛が不足しているので、高濃度亜鉛が出回らなくなったのを見計らって、厚労省は5年後に摂取基準をほぼ元に戻したのではないかと、小生は見ています。なお、それと同時に、これは他のミネラルについても言えるのですが、健食業界はサプリメントの目安量を摂取基準と同量ないしはそれ以上としていたのを、概ね3割量に変更しだしたのですが、これは、過剰摂取にならないように、厚労省が健食業界に対して行政指導したものと思われます。

 さて、当店では、ずっと前から総合ミネラル剤を多くのお客様にお勧めし、メーカーが示している目安量(摂取基準とほぼ同量)ではなくて、その3分の1量を飲めば良いとし、当店が定める目安量のシールを張って販売しています。でも、メーカーが製品のモデルチェンジをし、目安量を摂取基準の3割にしましたから、独自シールは不用となりました。これが適正数値というものです。
 ただし、明らかなミネラル不足の症状がでている方や夏場に大汗をかいたときには、その倍量を飲むようにお話させていただいています。

 前置きが随分と長くなってしまって申し訳ありません。
 亜鉛の働きを次のとおり豆知識として6項目にまとめましたので、ご覧ください。

亜鉛1・2

亜鉛3・4

亜鉛5・6

 この程度の豆知識では物足りないという方は、下記をご覧ください。微に入り細に入り非常に詳しく解説されています。
 医療法人 愛星会(理事長 有沢祥子)「亜鉛解説」その他数項目あり。
 なお、亜鉛投与により大きな治療効果を上げておられるのですから、このことからも日本人は亜鉛の摂取不足ははっきりしています。
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岐阜県羽島郡岐南町三宅5丁目39で、薬屋:三宅薬品をやっています。全薬工業の養生食品、養生漢方などを取り扱っています。生涯現役をモットーに、お客様皆様が百歳すぎまで健康でお暮らしいただけるよう、精一杯お手伝いさせていただきたいと思っております。無料健康相談を承っております。電話058-246-7970(電話は火曜~土曜日、9時半~18時にお願いできると有り難いです。)

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