神秘的な樹「イチョウ」は生きている化石

 神社仏閣によく見られるイチョウ(銀杏)の木。平安時代に中国の高僧によって持ち込まれ、紅葉した葉っぱであっても燃えにくいことから、まず全国の寺々に広まったようです。
 イチョウは中国の一地方の原産で、朝鮮・日本に広まった後、今日、欧米にも少しずつ広まりつつあるようです。
 イチョウは、雌雄異株の裸子植物で、2億5千万年前という古代に出現し、その当時からほとんど変化しないで現在に至っています。
 ですから「生きている化石」と呼ばれます。
 一面、進化から取り残されている原始的な植物と言えますが、現在に至る長い長い期間の間には環境の激変が何度もあったのにもかかわらず、今日まで生き延びてこられたのですから、たくましい生命力を備えた「完成された植物」とも言えます。
 実際、その寿命は1000年をはるかに超え、数千年と言われる長寿樹なのです。
 そのイチョウに注目したのはドイツの研究者たちでした。原爆が投下された広島や長崎の調査に入り、放射能被曝によって植物は当分芽を出さないと思われていたにもかかわらず、イチョウだけは芽吹き、彼らは、大変な驚きとして受け取ったのです。
 神秘性と生命力の強さを併せ持ったイチョウに、ヒトにも使える何か素晴らしい成分が含まれているに違いないという確信を持った彼らは、早速研究に着手しました。
 そうして発見されたのが、抗酸化作用の高い各種フラボノイドなどです。
 イチョウに優れた抗酸化物質があるのは、しごく当然なことでもあります。樹木は強い紫外線をもろに浴び、その電磁波エネルギーによって、光合成する段階で発生する酸素が活性酸素になり、これを速やかに消去しないことには樹木とて生きていけません。でも、完全消去とはまいらず、樹木には寿命があります。
 それが、イチョウは寿命数千年と格別に長寿ですから、当然にして何か素晴らしい抗酸化物質があることになるのです。
 イチョウという植物もヒトという動物も、ともに生き物ですから、基本的な生理作用は同じです。動物は植物を食べ、これが身につき、それでもって生きていけるのですから、これは明らかなことです。
 ですから、イチョウの各種フラボノイドは、ヒトの体内に取り込まれたときにも、高い抗酸化作用を発揮するのです。赤ぶどう酒の抗酸化物質ポリフェノールが体にいいと言われるのと同じです。
 イチョウに含まれる有効成分で、その他の発見は、ギンゴライトとビロバライドですが、前者は消炎作用ですし、後者は電気信号の乱れ防止です。これらも、イチョウの長寿と密接な関係にあることでしょう。
 これらはヒトにも大変有効で、前者は、アレルギーの改善に一役買いますし、後者は、脳の電気信号の流れを円滑にしてボケ防止に優れた効果を発揮するのです。
 このように、イチョウは「たくましい生命力を備えた、完成された生き物」であるがゆえに、ヒトに素晴らしい恵みを与えてくれると言えましょう。特に、「健康で長寿を全うする」ためには、これをおいて他にはないでしょうね。
 蛇足になりますが、イチョウは「完成された生き物」であるがゆえに、動物に対する防御も完璧です。葉っぱを食べると、ギンコール酸によってたいていの動物に炎症を引き起こさせます。これによって、葉っぱが食われるのを防いでいるのです。ですから、ヒトが利用するときには、これを除去した銀杏葉エキスとして用いられているのです。  
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