薬屋さんが毎日飲んでいる物をお客様に知ってもらいましょう

 私たち薬屋さんほど恵まれた者はいません。
 「健康づくりに最適なものは何か、生活習慣をどう見直せば良いのか。」
 こうしたことを積極的に考えようとしなくても、毎日のように良い情報が製薬メーカーや健康食品メーカーから入り込んできます。
 よって、自分や家族の健康づくりという私的な問題が、知らぬ間に、仕事と一緒にこなせてしまいます。
 こんな有り難い商売に従事できて、「つくづく幸せだなあ」と感ずるようになったこの頃です。
 
 昨年、夫婦2人とも還暦を過ぎ、「あっちが痛てえ、こっちが痒いい」と、一人前の年寄りになりました。
 その約20年前、厄年には、どこか体におかしい所がでてくるのも実感しました。
 そのとき、「健康体に戻すには何がいいか、生活習慣のどこをどう正したらよいのか。」を考え、入手した情報の中から良さそうなものを実践することにしました。
 しかし、これはいいと思っても、そうではないことがしばしば。
 特に健康食品となると、裏切られるケースが大半です。同一名称のものであってもピンキリの差が激しくて、高品質のものでないと、効き目が出ません。
 でも、試行錯誤する中で、とうとう素晴らしい物を発見。
 ぴったりの健康食品が探せ出せたのです。
 以来、約20年間、体の変調を感じた度に、その繰り返しです。
 
 漢方薬もそうした面があるのですが、健康食品ともなると、メーカーは売らんがために良い事ばかり言います。
 全てのメーカーが「うちの会社の製品は優れもの」と宣伝していきます。
 これは当然のことでして、「うちの製品は効き目がない、他社の何々の方がうんといいです。」という輩なんているわけないですからね。
 ですから、薬屋の私たちも、メーカーの言うことには耳を貸さず、自分の体で臨床実験するしかないのです。
 そして、薬屋仲間で、飲んでみてどうだったかを情報交換する。
 そうした中で、より良いものも見つかっていきますし、2種類、3種類の組み合わせの妙も知ることが出来ます。

 ここまでは、自分と家族の健康づくりのための私的なことでして、薬屋さんでなければ、時間も銭も随分と浪費することになりますし、良き情報もなかなか入手できません。まず無理だと言った方がよいでしょう。
 ところが、薬屋である私たちは、どれだけかの時間と投資が必要となりますが、求めれば案外簡単にベストな情報を入手できるのです。有り難いことです。

 こうして得た良き情報は、自分や家族と同じような症状で困っておられるお客様にも、自信を持っておすすめできるようになります。
 そして、それを受け入れてくださったお客様から「これはいいわ、とてもいいものをすすめていただいて。」と感謝されるのですから、「趣味と実益を兼ねる」の数段上をいく楽しいお仕事(“お遊び”かな?)となってしまいます。
 そして、お客様にどんどんおすすめし、また一人、また一人とお客様にお飲みいただくことによって、より多くのお客様に喜んでいただけるようになります。
 加えて、知らず知らずのうちに薬屋稼業が安定して続けていかれることにもなってしまいます。

 ですから、薬屋さんは、「今、自分が、家族が、毎日飲んでいる漢方薬や健康食品」を積極的に情報開示しなければ、お客様に対して失礼になります。
 どうしたら、良いでしょうか。
 その第1は、自分が、家族が、毎日飲む漢方薬や健康食品を店内にまとめて展示しておき、そこから取り出して、自分が、家族が、毎日飲むことです。
 当店では、うちの老人3人(店主の小生、妻、おふくろ)が毎日飲んでいる物を、別々の籠に入れて「当店の家族のコーナー」に置いています。もっとも、おふくろは店を覗くことは滅多にないですから、店の籠の中から居所にある籠の中へ定期的に補充することにしています。
 そして、第2に、飲んでいる物の説明資料を脇に置いておき、相談されたお客様にスッと渡せるようにしておくことです。

 薬屋さんは、若いときから健康管理がしっかりしていますから、何も飲んでいない方も多いことでしょうが、一族郎党の中には、少なくとも1人や2人は健康を害している方がみえるでしょうから、その方で臨床実験し、それによって得られた優れものを、当店と同様な方法で展示なされば、同じ症状のお客様に喜んでもらえることになるに違いありません。
 これは、社会に奉仕せねばならない薬屋さんの責務です。小生は、そう考えるのですが、薬屋の皆さん、どう思われますか。
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薬屋のおやじ

Author:薬屋のおやじ
岐阜県羽島郡岐南町三宅5丁目39で、薬屋:三宅薬品をやっています。全薬工業の養生食品、養生漢方などを取り扱っています。生涯現役をモットーに、お客様皆様が百歳すぎまで健康でお暮らしいただけるよう、精一杯お手伝いさせていただきたいと思っております。無料健康相談を承っております。電話058-246-7970(電話は火曜~土曜日、9時半~18時にお願いできると有り難いです。)

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