老化=エンジンに穴が開いて活性酸素が漏れ出す

 あなたも、体の中にエンジンをいっぱい持っておられますよ。それは、酸素を好むミトコンドリア。
 環境にやさしい未来の車 “ 水素エンジン自動車 ” の開発が進んでいます。水素タンクから水素をエンジンに噴射し、空気中の酸素で燃やし、排気ガスが水蒸気だけという画期的な車です。
 ヒトの体の中にも、これとそっくりな装置があります。ヒトの細胞は60兆個からなっていますが、その一つ一つにたくさんの小さな細胞内小器官であるミトコンドリアが詰まっており、これがそうです。
 ミトコンドリアは、車に例えれば、エンジンと発電機のセットです。
 ヒトが食べ、消化吸収した栄養は、水素をたくさん含んだ化合物です。これを赤血球が運んできた酸素でもって燃焼させ、熱や電気などのエネルギーを作り出すのです。このエネルギーでもって生命が維持され、体も動かせるのです。そのエネルギーの元であるATPを高効率で作り出すのがミトコンドリアです。
 速く走ればエネルギーがたくさん要求され、ミトコンドリアはフルパワーで働きます。酸素もたっぷり必要になって、呼吸が速くなり、脈拍も多くなります。体内で必要とするエネルギーの何と95%がミトコンドリアで生産されているのです。
 1日24時間、1秒も休むことなく働きづめのミトコンドリアですから、3ヶ月もすればガタが来て、作り直さねばなりません。この作り直しを新陳代謝と言います。
 ミトコンドリアの中に遺伝子が組み込まれており、これが設計図になります。これを元に細胞内に備蓄されているアミノ酸からタンパク質を合成したり、かき集めたりして、新品のエンジンと発電機を作り直し、エネルギー生産が滞らないようにしているのです。
 ここで、一つ問題が生じます。環境にやさしいエネルギー生産ですが、燃焼させるときに、それ自体は無害である酸素を活性化させねばなりません。活性酸素と呼ばれるもので、これは有害です。
 ミトコンドリアが運転を長年続けていると、少しずつ漏れ出す活性酸素によって、遺伝子に傷が付いたりします。そうなると、設計図の一部分が誤ったものに書き直されてしまい、エンジンに小さな穴が開いたような欠陥品を作ってしまい、エネルギー生産が低下します。
 中高年ともなれば、若い頃のようにタッタッタと走れなくなるのは、何も筋肉が硬くなったからだけではなく、ここに原因があります。
 加えて、エンジンから活性酸素が大量に吐き出されるようになり、その活性酸素が細胞の外へ出て、血管を傷つけて動脈硬化を起こしたり、毛細血管を詰まらせたりするようになります。
 こうして、血流がだんだん悪くなります。これが、老化現象の最大の原因だと言われるようになりました。酸素を欲しがるミトコンドリアによって、動物は、活発に活動できるのに引き換え、寿命を大幅に縮めているとも言えましょう。この点、樹齢千年が珍しくない植物との大きな違いです。
 不老長寿の妙薬はありませんが、活性酸素を無害な単なる酸素に素早く戻すことができれば、老化を遅らせることができます。
 ビタミンやアルカロイドなど抗酸化物質を多く含む緑黄色野菜をたっぷり取るのが第1です。そして、第2にサプリメントでの補給です。銀杏葉エキスに活性酸素を消去する優れた効果がありますし、ミネラル剤もそうです。
 ミトコンドリアというエンジンが新品状態の若い人は、こうしたことを心配しなくて良いかと言えば、そうでもありません。
 ミトコンドリアは、体温が1度C下がると、エネルギーの生産能力が1桁下まで落ちてしまうとも言われています。低体温、冷え症の方は、何ら欠陥のないミトコンドリアであっても、出力はお年寄り並みしかなく、体中で様々な障害を引き起こす元になります。そうでない方にあっても、冬場は体温が下がってきます。
 適度な運動を、毎日、小分けして実行したり、浅めの風呂に十分に浸かるなど、体温をいつも高く保ってあげることが不可欠になります。
 それには、人参製剤などの漢方薬が強力な助っ人になります。
 寒さが厳しくなる、これからの季節。ミトコンドリアが喜んでくれるような気配りを十二分になさってください。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント:

トラックバック:

http://kmiyake.blog.fc2.com/tb.php/52-0a9fd5fc

プロフィール

薬屋のおやじ

Author:薬屋のおやじ
岐阜県羽島郡岐南町三宅5丁目39で、薬屋:三宅薬品をやっています。全薬工業の養生食品、養生漢方などを取り扱っています。生涯現役をモットーに、お客様皆様が百歳すぎまで健康でお暮らしいただけるよう、精一杯お手伝いさせていただきたいと思っております。無料健康相談を承っております。電話058-246-7970(電話は火曜~土曜日、9時半~18時にお願いできると有り難いです。)

検索フォーム

カテゴリ

リンク

最新記事

最新トラックバック

最新コメント

RSSリンクの表示

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR