毛細血管は「蛇が卵を飲んだごとし」

 人体の血管総延長は、約9万キロメートルもあり、そのほとんど全てが毛細血管です。通常、働いている毛細血管は、その1割程度でしかなく、残りの9割は休止しています。働いている毛細血管が何らかの原因で詰まったり、激しい運動を始めると、周辺組織の細胞が酸素欠乏になりますので、休止していた毛細血管がバイパスとして働き出し、酸素供給を絶やさないようにしています。
 その毛細血管の内径は、赤血球より小さく、赤血球が通るときは「蛇が卵を飲んだごとし」となります。実際は、赤血球は変形能がありますから、ひしゃけて毛細血管の内壁を擦りながら通っていくのですが、擦られるときに、どれだけかは毛細血管が膨らむことになります。これが、毛細血管の弾力ということになります。
 イメージとしては、次のようになります。
    蛇が卵
 これを手の指を使って説明すると分かりやすいです。
    手指で例示
 さて、酸素を運ぶ赤血球は、どのようにして酸素を吐き出し、毛細血管周辺の組織細胞に酸素を供給するのでしょうか。
 教科書には、“ 酸素は赤血球から血漿へ染み出し、毛細血管の間隙から酸素をたっぷり含んだ血漿が漏れ出し、それが体液となり、全身の細胞へ酸素が染み込む。” と書かれています。
 小生には、この解説は少々腑に落ちないところがあります。
 と言いますのは、もしそうだとすると、なぜに赤血球が「蛇が卵を飲んだごとし」という窮屈な通り方をせねばならないのか、毛細血管をもう少し太くして、赤血球がつかえないようになっていて良いのではないか、という疑問が湧いてくるからです。
 生物というものは、その進化の過程で実に合理的に作られて来ていますから、毛細血管においては、「蛇が卵を飲んだごとし」の形状になることが、酸素の吐き出しに最適な方法になっていると考えて良いと思うのです。
 よって、小生は、酸素の吐き出しは、次のように行われると考えます。
 赤血球が毛細血管の壁面細胞を擦るときに、その物理的な揺さぶりによって赤血球が酸素を吐き出し、その酸素が壁面細胞に入り込み、酸素が飽和状態になった壁面細胞から少しずつ酸素が漏れ出して、それが体液あるいは血漿に溶け込む。
 こう考えると、つじつまが合ってきます。そして、毛細血管が高血糖や活性酸素で傷付くと、そこで赤血球がつかえてしまい、それが修復されるまでは血液が流れなくなって、休んでいた毛細血管のどれかがバイパスとして働き出す。そのために、毛細血管は、平常時における必要数の1桁上の本数が張り巡らされている。
 このように考えるべきではないでしょうか。

 さて、若い方は、動脈や細動脈と同様に、当然にして毛細血管にも十分な弾力があって、「蛇が卵を飲んだごとし」の通り方であっても、どれだけの抵抗もなく、スルスルッと赤血球が通過していくことでしょう。
 これが、年齢とともに毛細血管も弾力を失ってきて、赤血球は、窮屈な通り方しか出来なくなることでしょう。また、加齢により、活性酸素が過剰に発生するようになって、毛細血管が傷付くことが多くなりますし、さらに、過栄養で高血糖となると、ますますその傷が多くなります。
 こうなると、血流抵抗が生じますし、瞬時にバイパスが代替できるものでもないでしょうから、体全体の血流は悪化する傾向を示してきます。

    毛細血管の傷

 そして、体全体の組織細胞への酸素供給が不十分となり、新陳代謝(細胞の生まれ変わり)のスピードが落ちて、体全体が老化していきます。
 これは避けて通れない一面がありますが、実年齢以上に血流が悪くなると、酸素供給不足により、様々な障害が出てきて、病気を抱え込むことにもなります。
 酸素不足は病気の根源ですから、何とかして、体全体の組織細胞への十分な酸素供給ができるように、血流を改善せねばなりませんね。

 毛細血管の血流を良くするためには、先ずは毛細血管の弾力を取り戻すことです。使わないものは退化する一方ですから、休んでいる毛細血管を働かせるようにする、つまり、十分な運動をすることが、基本的に要求されます。
 次に、毛細血管を傷つけないようにすることです。
 血液の過栄養を防ぎ、特に高血糖に注意すること、つまり、小食です。そして、過剰に活性酸素を発生させないようにストレスを溜めないことです。
 しかし、これらは、現代社会においては、どれも困難極まります。
 高血糖は、薬で対応可能な面がありますが、それ以外の過栄養物質は、薬では基本的に無理です。(コレステロールや中性脂肪を落とす薬がありますが、危険性があることは「動脈硬化、血栓、脂質異常症」の項で述べたとおりですし、血糖値を抑える薬も慎重に使わねばなりません。)
 よって、毎日の食べ物や健康食品などで、対応するしか方法はないでしょう。
 先ずは、血液の過栄養を防ぐために、低カロリー、ノンカロリー食品を積極的に摂ることです。
 過剰な活性酸素を消すには、様々な抗酸化作用を有する健康食品がありますから、それらを利用すれば良いですし、食べ物にもそうした効果があるものが多いです。
 毛細血管の弾力を取り戻すには、一つには毛細血管の新陳代謝を促進することですが、新陳代謝にはミネラル(特に亜鉛)が必要ですので、ミネラル不足の今日、総合ミネラル剤の補給が必要となります。
 しかしながら、これらを複合的に取り入れても、毛細血管の血流をグーンと良くすることは、なかなか難しいのですが、自信を持ってお勧めできるものが一つだけあります。それは、銀杏葉エキスで、複合的に毛細血管の血流を良くする作用を持っているようですから、頼もしい助っ人になります。

 「銀杏葉エキス」は、欧州では医薬品として認可されており、その作用機序もいろいろ研究されていますが、まだ全てが解明されてはおらず、推測の域を出ないものも多いのですが、本項に関係する部分について、その概略を説明しましょう。
 まず、赤血球が毛細血管を通るときに「蛇が卵を飲んだごとし」の通り方をするのですが、そのときの抵抗性、つまり、摩擦を少なくする働きを持っているようです。また、毛細血管に弾力を付ける働きもあるようです。そして、幾種類もの抗酸化作用物質を含有していて、毛細血管が傷付くのを防いでくれます。
 こうした複合的な作用により、毛細血管をスルスルッと赤血球が通過していくことができるようになり、血流が大きく改善されるのです。
 なお、全身の血流が良くなれば、様々な臓器、器官の働きが当然に良くなりますから、エネルギー代謝も進み、それによって、血液の過栄養もどれだけか減少に向かうことが期待されます。これは間接的な効果ということになりますが、欧州では、医薬品銀杏葉エキスの効能として「糖尿病」や「脂質異常症」も謳われているほどです。
 そして、もう一つ、「高血圧」の効能も当然にしてあります。
 これは、動脈・細動脈の項で述べましたが、「銀杏葉エキス」は、血液をサラサラにする効果があり、即効的ではあるものの、これによる血圧の低下は、あまり期待できなさそうです。これに対して、「銀杏葉エキス」の毛細血管抵抗性の減少作用は、遅効性で、通常、少なくとも2、3ヶ月はかかるのですが、毛細血管をスルスルッと赤血球が通過していくようになることによって、高血圧の方の多くは、心臓が無理して血流を作り出す必要がなくなり、着実に血圧が下がってきます。

 繰り返しになりますが、血流を良くしなければならないのは、全身の組織細胞への十分な酸素供給をしてあげねばならないからでして、そのためには、毛細血管をスルスルッと赤血球が通過していくようにしてあげることが最重要となります。
 小食、運動、ミネラル補給をしつつ、「銀杏葉エキス」をお飲みになれば、着実に毛細血管の血流は改善してきます。そして、実年齢より2回り程度若い、弾力を持った毛細血管を維持することが出来ましょう。小生がそうですし、10年来「銀杏葉エキス」と「総合ミネラル剤」をお飲みいただいています当店のお客様の多くがそうですから、自信を持って、皆さんにお勧めしているところです。 
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Author:薬屋のおやじ
岐阜県羽島郡岐南町三宅5丁目39で、薬屋:三宅薬品をやっています。全薬工業の養生食品、養生漢方などを取り扱っています。生涯現役をモットーに、お客様皆様が百歳すぎまで健康でお暮らしいただけるよう、精一杯お手伝いさせていただきたいと思っております。無料健康相談を承っております。電話058-246-7970(電話は火曜~土曜日、9時半~18時にお願いできると有り難いです。)

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