高山病予防に銀杏葉エキス

 日本で高山病が多発するのは富士登山ぐらいなものでしょうが、高山病に罹っては大変です。その予防には、何と言っても「銀杏葉エキス」でしょう。
 幾つかの臨床例があり、日本登山医学会のHPでも次のとおり紹介されています。

 ギンコ(イチョウの葉のエキス)が急性高山病予防に効く、という報告があります。
米国のHackettらが積極的に薦めています。イチョウの葉に含まれる物質が持つ活性酸素消去作用、血管拡張作用、抗炎症作用が効果を持つのではと言われています…

 その根拠となる臨床例として、次のものがあります。
1 濱口欣一(登山医学会報696号)
 試験地:ハワイ 平地から4205m地点へ被験者26名を搬送
 行動1日前に銀杏葉エキス60mg×3回飲用(投与群12名、偽薬群14名)
 高山病罹患者 投与群2/12(17%)、偽薬群9/14(64%)
2 フランスの研究グループ(PMID:8725471)
 試験地:? 5400m級の山 被験者44名
 登山中(?)に銀杏葉エキス80mg×2回飲用(投与群?名、偽薬群?名)
 高山病罹患者 投与群14%、偽薬群82%
3 アメリカの研究グループ(PMID:15070635)
 <※これは、効果が認められなかったという臨床例>
 試験地:ヒマラヤ エンドポイント4928m 487名
 銀杏葉エキス120mg×2回飲用(1日)
 投与群は、偽薬群に比べて特に有意な予防効果は認められなかった。

 さて、これらの臨床データをどう解釈したらよいでしょうか。
 まず、効果が認められなかったとする「3」の場合ですが、出発地点が既にかなりの高地であったでしょうから、急激な酸素濃度減少に曝されるわけではなく、試験地としては不適と言えましょう。
 「2」の場合、「1」と類似したデータが出ていますから、場所はアルプスと思われ、低地からの登山と思われます。
 「1」「2」ともに、銀杏葉エキスの飲用は前日か当日かの違いがありますが、ともにかなりの効果があったという結果になっています。ただし、統計学的に評価するとなると、標本数が1桁少なすぎ、断定することはできません。

 では、実際に効果があるかどうかですが、小生には次のように思われます。
 銀杏葉エキスは、即効性、持続性、遅効性を併せ持っています。これは当店の数多くのお客様にお飲みいただいて、経験的に知り得た事実です。
 例えば、毎日のように頭痛がするという方の場合、銀杏葉エキスを飲んで直ぐに頭痛が和らぐということもありますし、朝飲んでおくとその日は頭痛が和らぐということもあります。たいていの場合は、毎日銀杏葉エキスを飲んでいると3、4日後に頭痛が和らぐということになります。そして、1、2か月飲み続けるとほとんど頭痛を感じなくなるというのが、一般的な印象です。
 大雑把に申せば、即効性は活性酸素消去作用、持続性(1、2日)は抗炎症作用、遅効性は血管拡張作用(毛細血管の弾力化)によると言って良いかもしれません。
 銀杏葉エキスの優れた効能は、何よりも抹消血流の増強にあり、つまり、酸素運搬能力を向上させるのですから、高山病という低酸素環境疾患に効果があるのは必然でしょう。
 
 よって、高山病に罹らないためには、銀杏葉エキスを飲む日にちが重要です。
 少なくとも登山の3、4日前から毎日2回飲み始め、当日も同様に飲み、登山中に何らかの症状が出たらまた飲む、というのが望ましいでしょう。
 なお、飲む量は1回120mgとしないと銀杏葉エキスの効果が十分には発揮されないと思われます。ドイツでは銀杏葉エキスは医薬品に認定されており、血管系疾患にはその程度の違いにより、1日120mg、240mg、360mgが処方されています。これだけ飲んでも副作用は全くないものですから、ご安心ください。
 ところで、日本では銀杏葉エキスは健康食品の扱いですから、粗悪品も出回っています。無名メーカーのものは避けたいですし、エキス量が無表示のものは問題外です。
 一番おすすめなのが全薬工業の「銀杏葉α(アルファ)」です。体を温める効果があるヒハツエキスが配合され、高山における気温低下にもどれだけか対応できますし、また、ヒハツエキスは冠状動脈の血流を良くする効果もありますから心臓の助けになります。
 1箱90粒(1粒に銀杏葉エキス40mg)入りで、1回3粒で120mg摂取でき、30回分(15日分)です。お二人で行かれるなら約1週間分ですし、3人なら5日分、4人なら約4日分という計算になります。
 6000円(税別)ですが、決して高くないでしょう。高山病予防だけでなく、体が良く動くようになり、きっと楽しい登山ができますよ。
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岐阜県羽島郡岐南町三宅5丁目39で、薬屋:三宅薬品をやっています。全薬工業の養生食品、養生漢方などを取り扱っています。生涯現役をモットーに、お客様皆様が百歳すぎまで健康でお暮らしいただけるよう、精一杯お手伝いさせていただきたいと思っております。無料健康相談を承っております。電話058-246-7970(電話は火曜~土曜日、9時半~18時にお願いできると有り難いです。)

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