100歳までボケない101の方法[食事編]

 白澤卓二氏の著「100歳までボケない101の方法」の食事編には46項目掲げられていますが、「何を、どう食べるか? それが問題です」との副題が付いています。
 こうした書物は、たいていがそうなのですが、あれがいい、これがいい、最新情報ではそれがいい、と紹介され、“あれもこれもそれも皆食べなきゃ”となってしまい、過食に陥りやすくなります。
 この本も、そうした傾向にありますが、しかし、“ボケ防止に、この食材だけはおすすめ!”と言えるものがありましたので、それを1つだけ紹介します。そして、少食がいいこと、ゆっくり食べること、これらもボケ防止によいと、幾項目かにわたって述べられていましたので、それを併せて紹介することにします。

17.果物ジュース、野菜ジュースを週3回以上飲む
 果物ジュースか野菜ジュースを、週3回以上飲む人と週に1回も飲まない人で、アルツハイマー病の発症リスクを調べた研究があります。対象となったのが、日系米国人で1836人。それによると、果物ジュースか野菜ジュースを週に3回以上飲む人のほうが週1回未満(引用者の注:全く飲まない、ということ?)の人よりアルツハイマー病になるリスクが76%も低下しました。週に1~2回飲む人とまったく飲まない人と比較すると、飲む人のほうが16%低下していました。…
 アルツハイマー病を防ぐことができる理由ですが、果物ジュース、野菜ジュースに含まれているポリフェノールが働いていると考えられます。
…果物ジュース、野菜ジュースとも果糖が多いと思われます。果糖は、糖質の中で吸収が早く、中性脂肪が肝臓にたまりやすい糖質です。1日に1杯を限度と考えてください。

38.日野原先生の1日の献立
 腹八分に医者いらず。これは有名な『養生訓』の中で貝原益軒がいったことがはじまりのようです。…健康長寿を願うとしたら、それでもちょっと食べすぎです。…
 …聖路加国際病院の日野原重明先生にご登場いただきましょう。
 日野原先生は、ご自身の基礎代謝量を計算し、…1日の摂取カロリーを決めています。…(その数値は)1300kcalぐらいだそうです。70歳以上の男性で日頃の活動量が普通のヒト…は1日に1850kcalですから、7割強の摂取量です。
 日野原先生の…食事らしい食事は夕食だけです。肉より魚を食べるようにし、野菜をたっぷり。夕食にしても、量はそれほど多くありません。かなりの低カロリーです。…
 日野原先生をはじめ、百寿者の方々の食事内容をお聞きしても、量は少なめでした。すぐに腹七分にするのはむずかしいという方は、…だんだん減らしていけば、無理なく「腹七分」にできるでしょう。

43.ゆっくり時間をかけて食べよう 
 …食べることは、わたしたち人間にとってたいへん大切です。だから、時間をかけてじっくり食べる、これが大切です。
 …ゆっくり食べるコツは、よく噛むこと、途中で休むようにすること、味わって食べることです。よく噛むことは別の項でも取り上げますので、途中で休む、味わって食べることを紹介します。
 途中で休むとは、箸休めのときをつくることです。…箸置きを使うというもの、ひとつの方法です。箸置きがあると、箸を置くようになりますから。
 味わって食べましょう、とはいうまでもないですが、早食いをしていては、食材を味わうことはできません。…野菜や果物には旬があります。食べ頃の美味しさを味わうようにしたいものです。
 四季のある国に生まれた喜びを、食材を味わうことで堪能しませんか。
<関連:51.唾液は意外と働きもの>
 …唾液には、バロチンというホルモンが含まれていて、老化防止に役立つと注目を集めました。現在はホルモンとしての役割は否定されたようですが、唾液には成長ホルモンは含まれています。成長ホルモンが、老化防止に大いに働くことは様々な研究で明らかになっていますから、唾液がたくさん出るようにしたいものです。
 唾液をたくさん出すには、なんといってもよく噛むことです。噛めば噛むほど唾液は出てきます。唾液に少し気を配ってください。

 いかがでしょうか。この3つとも実行したいものです。
 ところで、「腹八分に医者いらず」ですが、これは、有名な『養生訓』の中で貝原益軒が言っている言葉とされてしまっています。かいつまんで言えばだいたいそういうことになるのでしょうが、貝原益軒の“腹〇分”の記述は次のとおりでして、微妙な違いがあります。
 『養生訓』第三巻の中で、まず出てくるのは「八九分」です。
 珍美の食に対するも八九分にてやむべし 十分飽き満つるは後の禍なり
 少しあとで、次に出てくるのは「七八分」です。
 飲食(のみくらう)ものにむかえば むさぼりの心すすみて 多きにすぐる事をおぼえざるは つねの人ならひ也 酒食茶湯ともに よきほどと思ふよりも ひかえて七八分にて猶不足と思う時 早くやむべし 飲食して後には必十分にみつるもの也 食する時十分と思えば必あきみちて分に過て病となる

 一つ目の『養生訓』は、滅多に出会えない見た目が美味しそうな珍しい物であっても腹八九分に抑えないと、あとで後悔することになると言っているのでしょうね。
 二つ目の『養生訓』は、通常の食事であっても食欲煩悩がために過食に気が付かないのは一般人の習性であり、適量と思う量の七八分にひかえ、今少し不足と思う段階で止めるのが良い。食後しばらくすれば満腹感が味わえるものだ。十分と思うほどに食べてしまうと食後しばらくしてから苦しくなり、過食がもとで病を患うことになる、と言っているのでしょうね。
 こうしたことからすれば、現代人にあっては、普段、並みの人より多く食べている方は腹七分、並みの人より少なめに食べている方は腹八分の抑えたほうがよい、と解すべきではないかと小生には思われます。なお、江戸時代の「珍美の食」を毎日食べているのが現代人ですから、一つ目の腹八九分の『養生訓』は現代には当てはまらないと解すべきでしょう。
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薬屋のおやじ

Author:薬屋のおやじ
岐阜県羽島郡岐南町三宅5丁目39で、薬屋:三宅薬品をやっています。全薬工業の養生食品、養生漢方などを取り扱っています。生涯現役をモットーに、お客様皆様が百歳すぎまで健康でお暮らしいただけるよう、精一杯お手伝いさせていただきたいと思っております。無料健康相談を承っております。電話058-246-7970(電話は火曜~土曜日、9時半~18時にお願いできると有り難いです。)

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