主要ミネラル:カルシウムとマグネシウムについて正しく知ろう

 ミネラルというと、真っ先に上げられるのがカルシウムで、日本人は圧倒的に摂取不足だから、“牛乳を飲もう!カルシウム強化食品を取ろう!”と、声高に叫ばれていますが、実はカルシウムは充足しており、これは“真っ赤なウソ”なのです。
 戦前の日本人のカルシウム摂取量は400mgしかなかったのにカルシウム欠乏の症状が出たことはありませんでした。今は500mgの摂取ですから、「25%過剰摂取している」とさえ言えるのです。
 戦後における米国からの脱脂粉乳の食糧支援に始まり、その後、日本国政府の欧米風食生活への誘導政策とそれを実現するための畜産振興政策でもって、カルシウム不足(その根拠:欧米人に比べて摂取量が半分以下)とされているに過ぎず、欧米人のカルシウム過剰摂取(マグネシウムとのバランスを欠く)による害を無視しているのですから、困ったものです。
 
 そもそもカルシウムは、生命活動を行なう上で邪魔になるミネラルですから、海では巨大なサンゴ礁ができるのですし、貝は重い貝殻を背負わされているのですし、海から陸に上がったヒトは骨をカルシウムのゴミ捨て場としているのです。
 と言いますのは、生命活動を行なうには、細胞内にはカルシウムはごく微量しか入ってはならないからです。よって、カルシウムはそのほとんど全部が細胞外液に存在し、過剰になるとゴミ捨て場の骨が直ぐに満杯になってしまいますから、血管壁や内臓に沈着させるしかなくなり、大変なことになってしまうのです。

 ここに概説しました“カルシウムのウソ”については、別立てブログ「薬屋のおやじのボヤキ」のカテゴリー「ミネラルが最重要」(10数本ある記事の中の真ん中辺り「カルシウムは、やっかいもの?!(その1)」から下の数本)で、詳述していますので、それをご覧いただくとして、ここでは、マグネシウムについて取り上げます。
 
 まずは、元素の周期律表をご覧ください。
周期律表

 カルシウムとマグネシウムは縦に並んでいます。縦の列は同族の元素で、物理的・化学的性質が似ています。よって、生体内においても共役関係にあり、微妙なバランスでもって、生命活動が行なわれています。
 ですから、カルシウムとマグネシウムを摂取するときも、バランスが求められるのです。もっとも、どちらか一方が体内に過剰にあれば、吸収率を落としてアンバランスにならないようにかなり調整されるのですが、不足している状態にあっては、吸収率を上げるにしても限度があり、欠乏症を起こす恐れがあります。
 戦前においては、マグネシウム欠乏はまずなかったと考えられるのですが、現代人においては、食生活の変化とストレスの増強により、マグネシウム摂取不足とマグネシウムの排泄増加が相まって、恒常的にマグネシウム不足をきたしている傾向にあります。
 そうなると、必然的に体内におけるカルシウムとマグネシウムのバランスが崩れやすくなり、生命活動を行なう上で様々な障害が出てくるのです。
 さらに、決定的なマグネシウム不足になると、別の問題が出てきます。マグネシウムは、細胞内において一定濃度を保っていないと細胞が働けませんので、それを下回る濃度になると、マグネシウムの貯金箱である骨を溶かして補充することになります。すると、一緒に大量のカルシウムも骨から溶かし出されますので、骨はスカスカになるだけでなく、余分なカルシウムをどこかに捨てるしかなくなり、先ほど言いましたとおり、血管壁や内臓に沈着させることになってしまうのです。
 骨粗鬆症はカルシウム不足で起きると言われていますが、これは大間違いでして、本当はマグネシウム不足で起きるのです。

 ここまで言いましたことと一部重複しますが、下記にミネラル豆知識として6つのマグネシウムの働きを紹介しましたのでご覧になってください。
 そして、マグネシウムは不足がちですから、意識してマグネシウムの多い食品を摂ってください。

マグネシウム1・2

マグネシウム3・4

マグネシウム5・6

もっと詳しくマグネシウムを解説したサイトを見つけました。よろしければご覧になってください。
  MAG21研究会
  (http://mag21.jugem.jp/)
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薬屋のおやじ

Author:薬屋のおやじ
岐阜県羽島郡岐南町三宅5丁目39で、薬屋:三宅薬品をやっています。全薬工業の養生食品、養生漢方などを取り扱っています。生涯現役をモットーに、お客様皆様が百歳すぎまで健康でお暮らしいただけるよう、精一杯お手伝いさせていただきたいと思っております。無料健康相談を承っております。電話058-246-7970(電話は火曜~土曜日、9時半~18時にお願いできると有り難いです。)

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