主要ミネラル:カリウムとナトリウムについて正しく知ろう

 一般的に、カリウムは不足する人がけっこういるのに対しナトリウムは皆が過剰である、と言われます。カリウムは野菜・果物・芋などに多く含まれ、これを毎日きちんと食べていれば充足し、ナトリウムはいわゆる食塩であって、塩っ辛い物を好む日本人は摂取過剰であるというものです。
 このことは、一面正しいのですが、正解ではありません。
 先に、ナトリウムですが、何の根拠もなく食塩の摂取基準が低く抑えられているだけのことでして、塩味は大いに楽しんでかまわないです。ただし、あとで喉が渇くほどのきつい塩味はいけません。何ごともほどほどに、です。
 次に、カリウムですが、野菜・果物・芋などを毎日きちんと食べなければいけないのは、これがヒト本来の食性であるからであって、結果としてカリウムが充足することになるだけのことです。

 こうしたことから、カリウムとナトリウムの摂取については、摂取基準を守るというのはピント外れでして、気を付けねばならないのは、そのバランスを整えることです。
 中医学(漢方)では、カリウムの多い食品…カリウムの存在は知らなかったのですが…は体を冷やすから、体を温める塩…ナトリウム…を振って食べ、冷・温を中和させなさい、と生活の知恵を働かせます。果物には塩を振り、野菜は塩味を付けるのが基本となるのです。こうして、カリウムとナトリウムのバランスを整えさせていたのです。

 近代科学により、カリウムとナトリウムは同族の金属で、物理的・化学的性質が非常に似ていることが分かっています。ともに水に非常に溶けやすく、プラス1価の電荷を持ち、電解質として生物の生命維持に不可欠のものになっています。
 ところが、動物そしてヒトの体内においては、その挙動は大きく異なります。
 カリウムイオンは細胞内に卓越して存在し、ナトリウムイオンは細胞外液に卓越して存在します。これでもってバランスを保っているのです。よって、重い物が落ちてきて筋肉が潰されると、たくさんの細胞が破壊されてカリウムイオンが細胞外液に混ざり込み、やがてこれが血液に入っていって全身のイオンバランスを崩し、死に至らしめます。阪神・淡路大震災のとき、こうした死者が数多く出ました。

 細胞内に卓越して存在するカリウムイオン、細胞外液に卓越して存在するナトリウムイオンは、一定濃度に保たれることによって、はじめて円滑な生命活動ができるのですから、どちらも不足してはなりません。
 ですから、野菜・果物・芋などを毎日食べるとともに、味付けは、美味しいと感ずる程度に塩(味噌、醤油を含む)を使いたいものです。
 厚労省が推奨している減塩はナトリウム不足になる恐れがありますし、限度を越えた減塩は塩素不足にもなってしまいますから、くれぐれもご注意ください。

 カリウム、ナトリウム(塩素も)の豆知識をご覧になってください。

カリウム・ナトリウム

 なお、減塩問題の詳細については、別立てブログ「薬屋のおやじのボヤキ」の中で、何本かの記事を立てていますので、興味のある方はアクセスなさってください。
 減塩のし過ぎは考えもの(2011.11.08)
 ヒトはなぜ塩っ辛い物を食べてしまうのでしょうか(2011.11.08)
 減塩しすぎるとどうなる?(2012.08.15)
 減塩は大間違い!塩味を楽しんでイキイキ元気!(2011.08.17)
 
 
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岐阜県羽島郡岐南町三宅5丁目39で、薬屋:三宅薬品をやっています。全薬工業の養生食品、養生漢方などを取り扱っています。生涯現役をモットーに、お客様皆様が百歳すぎまで健康でお暮らしいただけるよう、精一杯お手伝いさせていただきたいと思っております。無料健康相談を承っております。電話058-246-7970(電話は火曜~土曜日、9時半~18時にお願いできると有り難いです。)

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