もっと体に酸素を!

 新緑の季節が到来。野山の草木には、命があふれかえっています。人間もイキイキ元気! でも「春眠暁を覚えず」で、寝起きが悪くって重だるかったり、体がいうことをきかない…
 どうして?
 人間も春になると新陳代謝を盛んにしようとします。体の細胞を若々しく生まれ変わらせたいのですが、それが順調に進まないからです。
 この新陳代謝は生きている証拠でもあります。
 生命とは、体内で1日に何千億個もの細胞が新陳代謝し続けることによって、とぎれることなくエネルギーが渦巻いている現象です。
 さて、エネルギーの渦を作り出す原動力は何でしょう。
 先ずは食べ物です。栄養を取らないとエネルギーの渦は発生しません。でも、数十日絶食しても生きていけます。
 それに対して、水は数日補給しないと死んでしまいます。また、水は1日に2リットル(2Kg)必要なのに対して、食べ物は200gで足りるでしょう。
 食べ物より水の方が10倍も必要性が高いのです。
 ところが、水よりももっと必要なものがあります。それは酸素です。酸素は1秒たりとも欠かせません。首を絞められたら数分で窒息死。エネルギーの渦を作り出すためには、酸素は水より100倍以上も必要度が高いのです。

 酸素が体の隅々まで完全に供給されればよいのですが、高度文明社会に暮らす日本人の大半は、血液循環が悪くなっていて、恒常的な酸素欠乏により、新陳代謝が遅れがちです。だから年齢以上に細胞が老いています。
 血液を全身に巡らせてくれるのは心臓ではありません。心臓は単なるミニポンプで、補助の補助。
 呼吸がメインポンプの役割をします。たっぷりと血液を含んだ肺の組織に圧力が掛かったり弱まったりして、血液が押し出されたり吸い込まれたりすることで、血液循環が起きるのです。
 なお、腹式呼吸がベストです。横隔膜の上げ下げで、同時に内臓の血液も押し出されたり吸い込まれたりするからです。
 寝ているときは、これで十分ですが、起きているときは、脳で酸素をたくさん消費するので、これだけでは不十分になります。
 ここで、サブポンプの筋肉の出番となります。手足の曲げ伸ばしで筋肉中の血液が押し出されたり吸い込まれたりして、血液循環を助けるのです。
 「うちの子は落ち着きがない、ちっともじっとしてしていられない。」と、お嘆きのお母さん。子供さんを叱らないでくださいね。子供は新陳代謝が激しいですから、酸素をたくさん欲しがっているのです。じっとしていては酸素不足になるから、絶えず筋肉を動かして血液循環を助けているのですからね。
 大人は年を重ねるに従って新陳代謝が遅くなりますから、1時間じっと座っていても酸素不足を感じないだけなのです。
 でも、「春眠暁を覚えず」になっちゃいます。これは、体のどこかで血液の流れがよどんで、恒常的に酸素不足になっているからです。
 血圧が高い方もそうです。酸素不足を解消しようとして、ミニポンプの心臓が無理しているから血圧が上がるのです。

 日に日に暖かくなります。屋外に出て、つとめて体を動かしましょう。
 それが無理なら「膝屈伸」を。1メートル四方のスペースがあれば、どこででもできますからね。女優の森光子さんが長年続けておられた健康法です。そして、血流改善に効果的な深呼吸「鼻呼吸体操」をなさってください。

(この記事は、当店「生涯現役新聞」2009年4月号を再掲したものです。)
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薬屋のおやじ

Author:薬屋のおやじ
岐阜県羽島郡岐南町三宅5丁目39で、薬屋:三宅薬品をやっています。全薬工業の養生食品、養生漢方などを取り扱っています。生涯現役をモットーに、お客様皆様が百歳すぎまで健康でお暮らしいただけるよう、精一杯お手伝いさせていただきたいと思っております。無料健康相談を承っております。電話058-246-7970(電話は火曜~土曜日、9時半~18時にお願いできると有り難いです。)

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