心臓は血流を作り出すポンプ?

 血流が命!と前項で述べました。
 ところで、この血流を生み出す仕組みはどのようになっているのでしょうか。
 心臓がポンプになって血流を生み出している、と一般に言われていますが、これは大きな間違いです。では、何が血流を生み出しているのでしょうか。
 この辺りのことについては、小山内博著「生活習慣病に克つ新常識」(新潮社)P148~の要約などから説明しましょう。
 まず、血流に関係する“ポンプ”を図解します。
血流ポンプ
 血流を作り出すメインポンプは肺呼吸
 息を吸ったときに、肺組織の圧力が高まって、血液が心臓に向かって押し出されます。息を吐いたときには、その逆となり、肺組織の圧力が低まって血液が心臓から肺に向かって流れ込みます。
 この呼吸を腹式呼吸で行うと、息を吸ったときに横隔膜が押し下げられ、内臓の圧力が高まって、内臓に溜まっている血液が静脈を通して心臓に向かって押し出されます。息を吐いたときは、その逆で、動脈を通して内臓へ血液が流れ込みます。
 こうして、腹式呼吸によって内臓の血流が作り出されるのです。
 胸式呼吸ですと、内臓の圧力変化が小さく、内臓の血流が滞り、内臓への酸素供給が不十分となってしまいます。意識して腹式呼吸をなさってください。
 自分が胸式呼吸だと思われる方は、1日に何回か腹式で深呼吸なさってください。
 ところで、なんでもないのにしょっちゅう咳をする方がみえます。
 これは、咳という急激な呼吸をすることによって、肺におけるガス交換を急進させて酸素を取り込むと同時に、内臓を急激に加圧・減圧して内臓血流を作り出そうとするもので、体が恒常的な酸素供給不足になっているからと考えられます。

 筋肉運動は血流を作り出すサブポンプ
 筋肉運動は、筋肉の収縮と弛緩がセットになっています。
 一方の筋肉が収縮すると、その筋肉内の血液が静脈へ押し出され、別の筋肉が弛緩して、その筋肉内に動脈から血液が入り込みます。筋肉自体の動きによって血液循環が生み出され、酸素供給を確保しているのです。
 筋肉を動かさなければならないときに必要となる血液循環は、このサブポンプによって基本的には作り出されるのでして、心臓への負担は生じません。
 マラソン選手のように、筋肉が十分に発達していると、軽いジョギングであれば、血圧も脈拍も安静時と変わりありません。
 ところが、運動を全くせず、筋肉が痩せ衰えていると、軽い運動でも筋肉による血液循環だけでは十分な血流が生み出されず、酸素供給不足となって、血圧も脈拍も高くし、かつ、呼吸を荒くして血液循環を作り出すしかなくなります。
 なお、肥満体の方は、分厚い体内脂肪を一緒に揺り動かすことになりますが、ここには血管がほとんどないですから、体内脂肪に圧がかかったり弱まったりしても血液循環は生じません。よって、運動した場合、筋肉が痩せ衰えている方と同じことになります。
 いずれの場合も、心臓に負担をかけずに十分な血液循環を生み出すには、適度な運動によって、全身の筋肉量を増やし、体内脂肪を減らして、マラソン選手にどれだけでも近い体型に持って行く必要があります。

 心臓はミニポンプの役割を強いられている
 血液の循環が何らかの原因によって部分的に悪くなり、その部分が恒常的な酸素不足になると、やむなく心臓が頑張って心筋を強く収縮させ、あるいは脈拍数を多くして、より多くの血液を循環させようと努力するようになります。その結果が高血圧であったり、安静時脈拍数の増大です。
 このように、心臓がミニポンプの役割を強いられている方が多いのですが、心臓本来の働きは、別のところにあります。
 心臓は脈動しているのですが、これは血液を循環させるためではなく、全身の細胞を揺り動かし、「俺たちは生きているんだぞ。全身の細胞たちよ、眠るな、働け。」という信号を送るのが最大の役割でしょうからね。もっとも、当の細胞たちにとっては、心臓の脈動は心地好い刺激に感じられ、これでもって、24時間一秒も休むことなく、生命というエネルギーの渦を円滑に作り出してくれているのです。
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血液サラサラ:赤血球はイクラ(鮭の卵)と同じ

 新鮮な鮭の卵イクラは、サラサラしていてイクラ同士がくっつくことはないです。
 それが、スーパーで買ってきたイクラは、見事にしっかりと固まりになって、くっつき合っています。これは、空気に触れ、イクラの表面が少しだけ乾いたり、酸化したりして、サラサラ状態を維持できなくなったからでしょう。そこで、だし汁を加えてかき混ぜ、サラサラ状態を作り出した後、ご飯に乗せていただくことになります。この状態では、イクラを箸でつまもうとしても滑ってしまい、ままなりません。
 赤血球もイクラと良く似ています。
 正常な血液ならば、赤血球は、だし汁を加えたイクラと同様に、くっつき合うことはなく、サラサラしています。
 これが、血液中に、糖、コレステロール、中性脂肪などが多過ぎたり、ストレスで活性酸素が過剰に発生すると、赤血球がくっつき始めます。特に、糖が大敵で、過血糖の状態にあれば、赤血球がくっつき合って固まりになっていると考えてください。
 赤血球は、ほんのちょっとしたことで固まり合うのですが、これは止むを得ないことです。ヒトも動物で、動物は一般的に怪我が絶えません。怪我すれば血管が切れて出血しますから、これを速やかに止血せねばなりません。止血するには、血小板が働いて血液中の赤血球を固め、これでもって傷口を塞ぐしか方法がないですからね。
 そして、出血するに至らなくても、過血糖や活性酸素などの刺激によって血管内壁に小さな傷が出来ますと、血小板は、早速に凝集し、過剰なコレステロールや赤血球を凝固させようとするです。

 さて、赤血球が少しでも固まると、それだけ血流が悪くなると言われるのですが、これはなぜでしょうか。
 太い動脈を赤血球が流れている間は、固まっていようがいまいが関係なく、スムーズに流れましょうが、動脈が段々枝分かれし、細動脈に入り始めると、赤血球が固まっている場合には、その塊が血管を塞ぐ形になり、一瞬血流が止まることでしょう。でも、血流の力で押されて、塊は幾つかに崩され、直ぐにスムーズに流れ始めることでしょうが、細動脈が枝分かれしてより細くなると、また、つかえてしまいます。これも同様にして血流の力で崩され、やがて赤血球は皆、バラバラになります。
 バラバラになった赤血球は、その後、その内径が赤血球より小さい毛細血管に入り込み、毛細血管の内壁を擦りながら通っていくことになります。
 ここで、先ず問題になるのは、細動脈における赤血球の固まりによるつかえです。当然、血流に対する抵抗となり、流れを遅くします。いわゆる「血液がドロドロ」だとか、漢方で言う「お血(けつ)」の状態です。(毛細血管を赤血球が通過するときも問題が生じますが、これについては毛細血管の項で取り上げることにします。)

 飢餓状態、例えば断食したとき、これは、小生も経験があるのですが、そのときに血流を測定すると、還暦過ぎの体であっても血流年齢は20歳代の血流になっています。これは、血液が貧栄養状態になっていて、糖、コレステロール、中性脂肪などが少なくなっていて、谷川の清流がごとしの血液になっているからと考えられます。
 よって、赤血球がくっつき合うことはなく、サラッサラの状態になっていて、細動脈でつかえることはなく、赤血球がスムーズに毛細血管に潜り込むことでしょう。
 参考までに、小生の通常の血流年齢は、40歳から45歳です。実年齢より2回り近く若いと言えども20代の若者に比べれば、2回りほど老けています。
 年齢とともに血流がどうしても悪くなる傾向にあるのですが、これは、加齢に伴って血管の弾力が失われること、そして、活性酸素が増えて赤血球がくっつきやすくなることの2つが原因していると考えられます。
 なお、小生以上に、実年齢より3回りも若い血流の方がおみえですが、そうした方は、日頃、体を十二分に動かしていて、血管の弾力がまだ十分残っており、血液の通り道を幅広くすることができていることと、血液が過栄養状態になっておらず、また過剰なストレスを抱えていないがために、赤血球の塊が少ないからでしょう。
 逆に、実年齢以上に血流が悪い方が随分と多いのですが、これは、血液の過栄養とストレス過多のいずれか、あるいはその両方が重なっている場合です。そして、全く運動しない方は、使わないものは退化するしかなく、血管の弾力が実年齢以上に落ち込んでしまっていますから、より血流が悪くなる傾向があります。
 なお、動脈硬化を起こしている場合は、その部分で血流が絞られますから、流れによどみが生じて流速が遅くなり、つまり、血流が悪くなるのですが、たいていの方は血圧を上げ、一部の方は脈拍を多くして、流速を確保しようとします。でも、十分な血流が作り出せているかどうか疑問ですし、また、これが出来なくて、極端に血流が悪くなっている方もおみえです。
 これらは、当店に置いています血流計での測定結果から推し量られるところです。
 このように、血流を悪くする原因は幾つかあるのですが、血流の良し悪しを決める最大の要因は、臨床例は小生1人の数回にわたる断食実験時の血流データしかないものの、血液中の栄養物質の濃度ではないかと考えています。
 中小企業の社長さん方は、数日間の断食をされ、その間に、素晴らしいアイデアが閃いたり、難問の解決策を見い出されたりすることがけっこうあるといいます。また、古代ギリシャの哲学者が、度々断食して、アイデアをひねり出したことは有名な話です。(小生の断食は1日断食ですから、残念ながら、そのような経験はなし。)
 これは、断食によって、血液中の栄養物質の濃度が低下して、血流が格段に良くなり、脳に十分な酸素供給がなされた賜物ではないかと思われるのです。
 こうしたことから、血液中の栄養量を減らせば、血流が格段に良くなって、全身に十分な酸素供給がなされ、頭が冴え渡るのみならず、全身の臓器、器官がイキイキしてくるのではないでしょうか。

 ところが、今日の飽食時代にあっては、1日3度のご馳走で、どうしても過栄養になってしまい、血流が大変悪くなっていると考えざるを得ません。そして、これにより、赤血球が固まりがちになり、「血液がドロドロ」して「お血」の状態にあると。
 これを解消するには、極論すれば「断食」ですが、これは自分勝手にやると危険ですし、復食すれば元通りになり、根本的な解決にはなりません。
 また、腹八分で十分な運動をすれば、かなり血流が良くなるでしょうが、このような生活習慣は一部の方しか取りえません。
 楽して血流を良くする方法はないでしょうか。
 いろいろあります。通称、血液をサラサラにしてくれる食品です。
 これを摂るしかないでしょうね。
 その横綱は、「梅肉エキス」で、イクラのだし汁のような働きがあるようでして、赤血球の固まりをパラパラにしてくれます。青梅の果肉を煮詰めたもので、これに勝るものは他にないでしょう。有効成分はクエン酸ですが、何らかの形で他の有機物などと緩く結合しているようで、「梅干」よりも効果が高いことが実証されています。
 なお、化学合成して作られたクエン酸よりも「梅干」の方がグンと効果が高いのも事実で、梅干のクエン酸も複合物の形で働いていると考えられます。
 大関格が、黒酢などの天然発酵させた酢です。これも有効成分はクエン酸ですが、化学合成して作られたクエン酸よりもグンと効き目が高いです。
 これら以外にも、様々な血液サラサラ食品が出回っていますが、注目したいのが、「銀杏葉エキス」です。
 その「銀杏葉エキス」の作用は、血液循環をスムーズにするという働きがあるほかに、血小板が凝集するのをある程度抑制することによって、赤血球を固まりにくくすることです。
 その血小板凝集抑制作用は、脳梗塞を患った方などに処方されることが多いアスピリンやワルファリンと同じ作用ですが、効き方が穏やかで、怪我で出血しても、アスピリンなどと違って血が止まらなくなることはなく、普通に止血します。
 この「銀杏葉エキス」は、西欧では医薬品として認可されていて、安全性が抜きん出ていますから、盛んに処方されています。

 1日3食で、あまり体を動かさない現代人にあっては、どうしても血液中の栄養物質が過剰になりがちで、赤血球が固まりやすくなっていますから、血液をサラサラにする食品や「銀杏葉エキス」を毎日摂り、血流を向上させる必要がありましょう。
 血流を良くすればするほどに、酸素が全身の細胞にそれだけ行き渡るようになり、全身の臓器、器官がどんどん元気良く働いてくれるようになって、“ いきいき、はつらつ健康ライフ ” が楽しめるようになるのですからね。
 なお、全身への酸素供給がいかに重要なのかについては、野口英世の言葉「酸素だ!」で記事にしましたから、ご覧になってください。

毛細血管は「蛇が卵を飲んだごとし」

 人体の血管総延長は、約9万キロメートルもあり、そのほとんど全てが毛細血管です。通常、働いている毛細血管は、その1割程度でしかなく、残りの9割は休止しています。働いている毛細血管が何らかの原因で詰まったり、激しい運動を始めると、周辺組織の細胞が酸素欠乏になりますので、休止していた毛細血管がバイパスとして働き出し、酸素供給を絶やさないようにしています。
 その毛細血管の内径は、赤血球より小さく、赤血球が通るときは「蛇が卵を飲んだごとし」となります。実際は、赤血球は変形能がありますから、ひしゃけて毛細血管の内壁を擦りながら通っていくのですが、擦られるときに、どれだけかは毛細血管が膨らむことになります。これが、毛細血管の弾力ということになります。
 イメージとしては、次のようになります。
    蛇が卵
 これを手の指を使って説明すると分かりやすいです。
    手指で例示
 さて、酸素を運ぶ赤血球は、どのようにして酸素を吐き出し、毛細血管周辺の組織細胞に酸素を供給するのでしょうか。
 教科書には、“ 酸素は赤血球から血漿へ染み出し、毛細血管の間隙から酸素をたっぷり含んだ血漿が漏れ出し、それが体液となり、全身の細胞へ酸素が染み込む。” と書かれています。
 小生には、この解説は少々腑に落ちないところがあります。
 と言いますのは、もしそうだとすると、なぜに赤血球が「蛇が卵を飲んだごとし」という窮屈な通り方をせねばならないのか、毛細血管をもう少し太くして、赤血球がつかえないようになっていて良いのではないか、という疑問が湧いてくるからです。
 生物というものは、その進化の過程で実に合理的に作られて来ていますから、毛細血管においては、「蛇が卵を飲んだごとし」の形状になることが、酸素の吐き出しに最適な方法になっていると考えて良いと思うのです。
 よって、小生は、酸素の吐き出しは、次のように行われると考えます。
 赤血球が毛細血管の壁面細胞を擦るときに、その物理的な揺さぶりによって赤血球が酸素を吐き出し、その酸素が壁面細胞に入り込み、酸素が飽和状態になった壁面細胞から少しずつ酸素が漏れ出して、それが体液あるいは血漿に溶け込む。
 こう考えると、つじつまが合ってきます。そして、毛細血管が高血糖や活性酸素で傷付くと、そこで赤血球がつかえてしまい、それが修復されるまでは血液が流れなくなって、休んでいた毛細血管のどれかがバイパスとして働き出す。そのために、毛細血管は、平常時における必要数の1桁上の本数が張り巡らされている。
 このように考えるべきではないでしょうか。

 さて、若い方は、動脈や細動脈と同様に、当然にして毛細血管にも十分な弾力があって、「蛇が卵を飲んだごとし」の通り方であっても、どれだけの抵抗もなく、スルスルッと赤血球が通過していくことでしょう。
 これが、年齢とともに毛細血管も弾力を失ってきて、赤血球は、窮屈な通り方しか出来なくなることでしょう。また、加齢により、活性酸素が過剰に発生するようになって、毛細血管が傷付くことが多くなりますし、さらに、過栄養で高血糖となると、ますますその傷が多くなります。
 こうなると、血流抵抗が生じますし、瞬時にバイパスが代替できるものでもないでしょうから、体全体の血流は悪化する傾向を示してきます。

    毛細血管の傷

 そして、体全体の組織細胞への酸素供給が不十分となり、新陳代謝(細胞の生まれ変わり)のスピードが落ちて、体全体が老化していきます。
 これは避けて通れない一面がありますが、実年齢以上に血流が悪くなると、酸素供給不足により、様々な障害が出てきて、病気を抱え込むことにもなります。
 酸素不足は病気の根源ですから、何とかして、体全体の組織細胞への十分な酸素供給ができるように、血流を改善せねばなりませんね。

 毛細血管の血流を良くするためには、先ずは毛細血管の弾力を取り戻すことです。使わないものは退化する一方ですから、休んでいる毛細血管を働かせるようにする、つまり、十分な運動をすることが、基本的に要求されます。
 次に、毛細血管を傷つけないようにすることです。
 血液の過栄養を防ぎ、特に高血糖に注意すること、つまり、小食です。そして、過剰に活性酸素を発生させないようにストレスを溜めないことです。
 しかし、これらは、現代社会においては、どれも困難極まります。
 高血糖は、薬で対応可能な面がありますが、それ以外の過栄養物質は、薬では基本的に無理です。(コレステロールや中性脂肪を落とす薬がありますが、危険性があることは「動脈硬化、血栓、脂質異常症」の項で述べたとおりですし、血糖値を抑える薬も慎重に使わねばなりません。)
 よって、毎日の食べ物や健康食品などで、対応するしか方法はないでしょう。
 先ずは、血液の過栄養を防ぐために、低カロリー、ノンカロリー食品を積極的に摂ることです。
 過剰な活性酸素を消すには、様々な抗酸化作用を有する健康食品がありますから、それらを利用すれば良いですし、食べ物にもそうした効果があるものが多いです。
 毛細血管の弾力を取り戻すには、一つには毛細血管の新陳代謝を促進することですが、新陳代謝にはミネラル(特に亜鉛)が必要ですので、ミネラル不足の今日、総合ミネラル剤の補給が必要となります。
 しかしながら、これらを複合的に取り入れても、毛細血管の血流をグーンと良くすることは、なかなか難しいのですが、自信を持ってお勧めできるものが一つだけあります。それは、銀杏葉エキスで、複合的に毛細血管の血流を良くする作用を持っているようですから、頼もしい助っ人になります。

 「銀杏葉エキス」は、欧州では医薬品として認可されており、その作用機序もいろいろ研究されていますが、まだ全てが解明されてはおらず、推測の域を出ないものも多いのですが、本項に関係する部分について、その概略を説明しましょう。
 まず、赤血球が毛細血管を通るときに「蛇が卵を飲んだごとし」の通り方をするのですが、そのときの抵抗性、つまり、摩擦を少なくする働きを持っているようです。また、毛細血管に弾力を付ける働きもあるようです。そして、幾種類もの抗酸化作用物質を含有していて、毛細血管が傷付くのを防いでくれます。
 こうした複合的な作用により、毛細血管をスルスルッと赤血球が通過していくことができるようになり、血流が大きく改善されるのです。
 なお、全身の血流が良くなれば、様々な臓器、器官の働きが当然に良くなりますから、エネルギー代謝も進み、それによって、血液の過栄養もどれだけか減少に向かうことが期待されます。これは間接的な効果ということになりますが、欧州では、医薬品銀杏葉エキスの効能として「糖尿病」や「脂質異常症」も謳われているほどです。
 そして、もう一つ、「高血圧」の効能も当然にしてあります。
 これは、動脈・細動脈の項で述べましたが、「銀杏葉エキス」は、血液をサラサラにする効果があり、即効的ではあるものの、これによる血圧の低下は、あまり期待できなさそうです。これに対して、「銀杏葉エキス」の毛細血管抵抗性の減少作用は、遅効性で、通常、少なくとも2、3ヶ月はかかるのですが、毛細血管をスルスルッと赤血球が通過していくようになることによって、高血圧の方の多くは、心臓が無理して血流を作り出す必要がなくなり、着実に血圧が下がってきます。

 繰り返しになりますが、血流を良くしなければならないのは、全身の組織細胞への十分な酸素供給をしてあげねばならないからでして、そのためには、毛細血管をスルスルッと赤血球が通過していくようにしてあげることが最重要となります。
 小食、運動、ミネラル補給をしつつ、「銀杏葉エキス」をお飲みになれば、着実に毛細血管の血流は改善してきます。そして、実年齢より2回り程度若い、弾力を持った毛細血管を維持することが出来ましょう。小生がそうですし、10年来「銀杏葉エキス」と「総合ミネラル剤」をお飲みいただいています当店のお客様の多くがそうですから、自信を持って、皆さんにお勧めしているところです。 

脳はデリケートなスーパーコンピュータと同じ

 脳は、五感から取り入れられた情報を瞬時に処理し、筋肉に指令して体を動かさせたり、また、膨大な情報を記憶し、その中から必要な情報を引き出して思考回路に入れ、行動を決定したりと、さながらスーパーコンピュータの働きをしています。
 その脳は、他の臓器・器官に比べて、10倍の酸素を必要としますし、一定温度に保たねばなりませんし、必要とする栄養物質も限定されます。これは、大電力を必要とし、温度を一定に保ち、クリーンルームにせねばならないスーパーコンピュータ室と同じです。
 こうしたことから、これは皆さんご存知のとおり、脳への血流は非常に大きなものであって、手足を怪我した場合は血がにじむ程度で済むのですが、頭に少しでも怪我したときには血が滴り落ちるほどになります。また、夏の熱中症や冬山遭難で、脳の温度が高くなりすぎたり低くなりすぎると、臓器は大丈夫でも、意識を失います。
 そして、これはあまり知られていないのですが、脳の動脈には「関門」つまり関所があって、栄養物質が全て流れ込むのではなく、脳が求める栄養物質しか取り込まない性質があります。これは、スーパーコンピュータと同じで、クリーンルームが求められるからです。何と、抗酸化物質のビタミンEさえ通してもらえないほどです。

 参考までに、脳が基本的に欲する栄養物質はブドウ糖だけでして、これをエネルギー源として脳細胞が働きます。なお、ブドウ糖の代替エネルギー源が、体内脂肪を分解することによってできる「ケトン体」で、これは母乳に多く含まれており、赤ちゃんの記憶力向上にはブドウ糖よりも優れた働きをするようです。そして、断食修行すると頭が冴え渡り、いいアイデアが浮かんできたりするのは、ブドウ糖が断たれて、ケトン体を代替エネルギー源とするようになるからと考えられています。
 こんなところにも、小食、特に朝食抜きにして、ケトン体を作り出す必要がありそうです。(朝食がいかに有害かは、小生の別立てブログ「薬屋のおやじのボヤキ」で記事にしていますので、右サイドバーのリンクをクリックして、「朝食有害」でブログ内検索し、ご覧なさってください。)
 加えて、朝食をしっかり食べると、血液が消化系統へ回ってしまい、脳への血流が不足して、やる気が失せてしまうことにもなります。
 なぜならば、体は、何もかも全部一緒に行うことができないからです。血流は大きく分けて3系統になります。消化系統、活動系統、免疫系統の3つです。動物が病気すると、消化系統、活動系統への血流を絞り込み、つまり、飲食せず、じっとして、免疫系統への血流を大きくし、自然治癒力を高めているのです。また、肉食動物が狩りをするときは、消化系統が完全に休止した状態になってから、活動系統への血流を最大にして行います。ヒトも動物です。少しはこれを見習いたいものですね。

 さて、他の臓器・器官に比べて10倍の酸素を必要とする脳ですから、脳への十分な血流を作り出してあげねばなりません。
 そのためには、まず体全体の動脈・細動脈そして毛細血管の血流を良くせねばなりません。これについては、それぞれ別の項で述べました。
 これに加えて、脳への血流を格別に良くする方法を何か取りたいものです。
 先に述べました断食や朝食抜きもその一方法ですが、これによらなくても良い方法があります。それは「銀杏葉エキス」です。
 「銀杏葉エキス」には、全身の血流を改善する効果があるのですが、特に脳への血流を良くするという特異的な働きがあります。先ほど申しましたように「銀杏葉エキス」の全成分が脳関門を突破することは出来ないでしょうが、相当量の成分が脳の血管に入り込み、血液の通りを良くしてくれるのでしょう。
 ところで、一口に脳の血流といっても、ヒトの脳は、大きい上に幾つもに分かれていますから、どこもかも均等に血流が良かったり、悪かったりするものではありません。特に、加齢とともに、小さな血栓が幾つもできかかってきますから、これが高ずると血管が詰まりやすくなり、そこから先の血流がガクンと悪くなって酸素供給が滞り、その場所によって、言語障害が出たり、物がつかみにくくなったりします。ここまで進行すると大変ですが、その血栓を出来にくくしたり、さらには、それを小さくしてくれる働きが「銀杏葉エキス」にあることが確かめられています。
 こうしたことから、高齢者には「銀杏葉エキス」が必須のものとなりましょう。

 次に、脳の血流を悪くする要因として、過剰な活性酸素によって脳の血管に傷ができ、これによってその部分の血流が悪くなることです。活性酸素は加齢とともに増えますから、脳の血流を悪くする大きな要因となります。この活性酸素を消してくれるのが「銀杏葉エキス」です。また、近年注目されるようになった抗酸化物質「アスタキサンチン」は、脳関門を突破し、過剰な活性酸素を速やかに消してくれますので、血管の傷の修復がはかどり、脳の血流がスムーズになることでしょう。

 そして、中高年ともなると、どうしても記憶力が落ちてきます。これがひどくなると認知症(痴呆症、ボケ)につながりかねません。脳の中で酸素要求の度合いが格別に大きいのが、短期の記憶を司る「海馬」という器官で、加齢に伴う血流悪化、つまり、酸素不足に敏感に反応しますから、これは止むを得ない一面があります。
 「銀杏葉エキス」は、この「海馬」への血流も格段に良くしてくれますから、記憶力の維持、向上に一役買ってくれますが、他に、すぐれものがあります。
 それは、「クチナシ抽出物」で、「海馬」への血流を特異的に良くしてくれることが分かっていますから、記憶力の向上に大変効果的です。

 こうしたことから、全薬工業の「養生食品:銀杏葉α(アルファ)」には、「銀杏葉エキス」、「アスタキサンチン」、「クチナシ抽出物」、これら全てが配合されていますので、中高年の方にとって、とっても頼もしい助っ人になってくれます。皆さんにぜひお勧めしたい絶品です。
 なお、「海馬」は、「亜鉛」濃度が高いことが知られており、亜鉛が充足しないことには、その機能は十分には発揮できないと思われます。よって、亜鉛を中心とした総合ミネラル剤の補給も求められます。

お医者様も絶賛の銀杏葉:賀茂病院 藤沢明生院長

(この記事は医療における食事療法ーイチョウ葉エキスを使用してーの要約です。)

 病院開設以来、食事療法の必要性を強く感じていた。しかし、カロリー管理に比べて、必要栄養素の全般管理は困難であることに気が付いた。
 そこで、栄養補助食品の応用が出来ないかと情報入手に努めたが、医者として患者への責任が果たせると認識できる納得性と信頼感を感じさせるものはなかった。
 今回、ある信頼できる人の経験から、イチョウ葉エキスを知ったが、あまりにも色々の症状に改善効果があり、しかも副作用は考えなくて良いという、夢のような話であったので、半信半疑ながら、イチョウ葉エキスの情報資料を入手し、内部検討の結果、医者として安心でき、何らかの改善が見られるのではないかという確信が持てたので、食事指導の一環として使用したところ、非常に短期間で諸症状・病状の改善を見たので報告する。

頭 痛:症例13 全例が著効
    驚く結果であった。患者の頭痛改善により、診療が行い易くなった。
肩こり:症例8 全例が著効
    長年の肩こり症の患者にも著効で、喜ばれた。
しびれ:手指の症例3 著効2、有効1
    下肢の症例2 著効1、有効1
    使用を止めると再びしびれが出てくるので、イチョウ葉エキスが働いている
    ことがはっきりしている。
動 悸:症例3 有効3
    動悸の改善で、不安感などの精神症状の改善があったように思えた。
便 秘:症例8 著効6、有効1、やや有効1
    便秘症のために使用したのではなく、副産物として改善を見た。
    頑固な便秘症は薬剤との併用で改善が見られた。
倦怠感:症例9 著効8、有効1  
    患者からは、何が調子良いのか分からないが、元気で頑張れるという感想で
    あった。
頻 尿:症例3 全例が著効
    軽度の前立腺肥大、前立腺炎の頻尿が改善され、1回の尿量も増加した。

総合判定
 どの症状に対しても、イチョウ葉エキスは、軽度のときは著効に改善し、重症のときは薬剤と併用すれば、薬剤単独よりも改善率は高い。
 日本では、薬効を示す物質として単一の成分を確認できていないために、薬事法で医薬品として認められないが、しかし、イチョウ葉エキスは薬に近い存在である。
 イチョウ葉エキスは、ごく薄い濃度でも活性酸素を除去する能力を有し、現代社会はストレスが多大で、慢性患者が増大する傾向にあることや、今後の高齢化社会を考えると、イチョウ葉エキスに寄せられる期待は大きいと言える。

お医者様も絶賛の銀杏葉:徳島大学 野田克彦教授

 安全性に問題なし、あるのは、いい副作用
(1992年に、銀杏葉の安全性の研究に関する成果を発表された要旨です。)
 急性毒性はなし。動物実験では、体重1Kg当たり12gまでは死亡しません。食塩と同等か、それ以上に安全です。副作用も特になし。
 それとは逆の好都合な副作用が幾つか見られました。
 銀杏葉を飲ませたマウスに、心臓重量の低下が見られました。これは高血圧が改善したことにより、心臓の負担が軽くなったことを意味しています。心臓肥大を銀杏葉が阻止したのです。これは、明らかに望ましい変化です。
 加えて、止血時間が短縮されるという現象も見られました。これは、銀杏葉によって、血管壁の柔軟性が高まり、その一方で、血圧が正常化されたことから起きたことでしょう。本来、銀杏葉は血液をサラサラにして流れやすくする働きがあるわけですから、止血時間が短くなるというのは、矛盾しているのですが、それでも止まるようになるのですから、体全体の生理機能を正常化するように、銀杏葉が働いたと考えるしかないでしょう。

お医者様も絶賛の銀杏葉:徳島大学 小山保夫医学博士

 銀杏葉エキスは、脳神経細胞内の活性酸素を大幅に減らす
(脳神経細胞にレーザー光を当て、その色の変化を顕微鏡で見るという実験)
 生きている元気な神経細胞は緑色を放っているのですが、それが活性酸素にやられると、死んでいく前に一瞬暗くなるんです。そして、それが死にかけると、オレンジ色に光だし、さらに、死ぬと、真っ赤になって、神経細胞の一生が終わるのです。
 でも、銀杏葉エキスの活性酸素消去効果が発揮されると、視野の中の神経細胞は、緑色ばかりで、星空のように綺麗なんです。
 私のこの研究から、はっきりしてきたのは、銀杏葉エキスは活性酸素を防ぐために予防的に使うことができるということです。病気の原因は、活性酸素だけではなく、多様ですから、それでも病気になることは当然あるでしょう。その場合でも、あらかじめ銀杏葉エキスを飲んでいる人は、活性酸素の増大が少なくて済むことが目に見える形で明らかになったのです。つまり、病気になっても、決定的なダメージを受けずに、ある程度のところで回復することができるということです。
 銀杏葉エキスは、ごく微量で活性酸素を減らす働きを持つことが分かりましたし、確かに強力な脳神経細胞保護作用があり、それは細胞レベルで働いているということなのです。

お医者様も絶賛の銀杏葉:聖マリアンナ医科大学 飯島登教授

 高齢化社会の福音
(氏が会長を務める中高年健康研究会で銀杏葉エキスの専門部会を発足、8人の医師と病院で臨床を開始。)
 基本的には、銀杏葉エキスは、血管性の老人性痴呆症や生活習慣病の初期段階でいい結果が出ていますので、先ずは、そこのところを医学的にきちっと検証してみようということになったのです。
 銀杏葉エキスは、日本が突入しつつある高齢化社会で大きな役割を果たすことになるだろうし、ある病院では、ボケ治療薬に銀杏葉エキスを加えると、より効果が上がることがはっきり確認されましたし、こういう研究成果は、いずれ学会で正式に発表されることになるでしょう。

お医者様も絶賛の銀杏葉:南海病院 仁木繫院長

 ドイツ・フランスでは循環器疾患薬のベストセラー
(氏が徳島大学助教授時代に研究された銀杏葉エキスの効果について)
 ドイツやフランスでは、脳の血液循環不全による脳卒中、脳梗塞、脳血栓の後遺症の改善がメインですが、そのほかにも、糖尿病、高血圧、心疾患、高脂血症、腎疾患などの発生や難治化を防ぐ働きが明らかにされています。
 これらは全て、銀杏葉エキスの動脈・静脈の拡張作用、血管壁の強化、血流量の増加、血液をサラサラにする、末梢血管の拡張、血小板凝集の抑制といった作用から来ているのですが、これらとは違った別の作用もあります。
 銀杏葉エキスは、細胞の新陳代謝を活性化し、活性酸素を除去することから、免疫機能の向上と精神症状の改善にも効果があることが、ヨーロッパでは明らかになっています。
 慢性病、生活習慣病のほとんどが含まれてしまうほどの幅広さがあって、しかも予防と治療の両面に使えるという便利なもので、加えて副作用がゼロということですから、正に理想的な薬(ヨーロッパでは)なんです。

お医者様も絶賛の銀杏葉:IHS健康科学研究所長 久郷晴彦薬学博士

 血管の改善・修復を促進する銀杏葉エキス
 他の医薬品との相互作用は特になく、また、銀杏葉エキスほど副作用のない医薬品は、ヨーロッパではかつて見られなかったものであると言われます。安全性についても、長期間にわたっての使用、投与量の増加など、様々な場合について確かめられています。発売開始して30年という期間にわたって、売上額が高く維持されていることは、この点を証明すると同時に、効き目がおだやかであることを示しています。
 特に、銀杏葉エキスが、血液の粘り気を14%も低下させることは、非常に珍しい作用です。これが、血管に対する弾性を高め、血行を改善することに対して、より効果的に働くことになりますし、安全性を高めてくれる生理作用にも良い効果を与えてくれるのです。

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薬屋のおやじ

Author:薬屋のおやじ
岐阜県羽島郡岐南町三宅5丁目39で、薬屋:三宅薬品をやっています。全薬工業の養生食品、養生漢方などを取り扱っています。生涯現役をモットーに、お客様皆様が百歳すぎまで健康でお暮らしいただけるよう、精一杯お手伝いさせていただきたいと思っております。無料健康相談を承っております。電話058-246-7970(電話は火曜~土曜日、9時半~18時にお願いできると有り難いです。)

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